またいつか。『SEL1635Z』とお別れする話

またいつか。『SEL1635Z』とお別れする話

"視る"

外出自粛のムーブはとうに過ぎ、論点は”如何にして感染防止するか”というあたりになってきている今日このごろ。それに伴い、”感染防止をしながらであればどんどん出かけていこう”という気概も若干増えている気がします。

僕は最近でいうと、カメラ欲がかなり強まっています。簡単に言うとカメラ周りの断捨離を行うにあたって、本体を買い換えることになったとともに、タイトルの通り大好きなレンズ『SEL1635Z』を手放すことになりました

ぼくとSEL1635Zの馴れ初め

購入は2018年の11月。今からだいたい2年ほど前になりますね。

SEL1635Zが来た。俺のカメラ生はこれからだ【レンズ沼4歩目】
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買ったときの興奮は上を見てもらえればくわしく書かれているんですが、初代カメラD5300を使っていたときにも持っていた広角という画角に惚れ、α7Ⅱへと買い替えてからも忘れられずに買った次第です。

今と違い住んでいたところが浅草に近かったので、夜駆け回って撮りに行ったこの写真。今でも脳汁が出ます。
そう、今回はお別れをする話ですが、決してこのレンズを嫌いになったからではないことだけは覚えておいてほしい。

2年間で撮った作例

広く。とにかく広く撮れることが僕がこのレンズに望んでいたことで、そしてよく応えてくれていました。
(冒頭載せた記事以降に撮った写真を中心にまとめます。)

以下の写真はすべてSEL1635Zで、かつほぼワイド端(16mm)で撮っています。

まず大前提として僕が青色が好きだということが挙げられますが、上のような感じで開けた場所と空という構図が一番美味しい部分になるかなぁと思います。

単焦点や望遠と違って、人間がどうしようも視認できない広い画角というものをバッチリ収めてくれるので、ある種不思議な広さの写真を撮ることができます。

そして広角ならではの減少が、画面端の方の歪み;いわゆるパースがでやすいということ。一枚目のように木々が歪んでいたりといった写真も広角の楽しみではありますね。

ちょっとお伝えしたい作例からは例が遠いかもしれませんが、超広角という画角は室内での撮影も活躍しやすいです。というのも、再三お伝えしている通り、人間が見ている距離以上の広さを写してくれるということは、今立っている位置からでもより広く写せること。

部屋といった室内はいくら画角が足りなくても距離の面では限界があるものですが、上の写真のようにある程度の位置からでも広く写せるため、より迫力のある写真を収めたりできます。

奇しくも同じ画角で(たぶん僕が好きな構図なんだと思います)いわば作品のような被写体を中心に捉えた場合でも、全景を一枚に収めることができるのでそこはかなり便利。1枚目なんかは、かなり大きな展示物でしたが作品全体に加え水辺のリフレクションも含めることができ、結構好みの写真になっています。

あとは最後の3枚のように、夜や夕暮れ時にもかなり好んで使いました。ただ弱点として、F値が最大でも4なので、お世辞にも明るいです!とは言い切れないかたち。

そのため、シャッタースピードを可能な限り長く設定する必要があり、とどのつまり手ブレがつきまとってくるので、三脚が半分必須。難しいラインですが、それでも出てくる写真は期待に応えてくれるものばかり。

ほんとに、お別れしていいのかなって気分になっています。ダメダメ、意識を強く持たないと…。

きっとまた別の超広角で会いましょう。

ということで、SEL1635Zにおいてはかなり楽しませてもらいました。

冒頭触れたとおりカメラの本体を買い換えることにしまして、その断捨離の一環で手放すことにしました。僕のような総資産が少ない人間が買い物をするときは、こうやって持っているレンズというその名の通り資産と引き換えに売買を勧めていくしかないのです。

使った2年を事細かに精算してみると、購入時が119,800円、約12万円で購入して。
手放した際の交換は65,600円とおおよそ半額。
そして購入日から手放す日までを計算したところちょうど666日(悪魔の数字じゃねえか
実質54,200円分を666日で割ると一日あたり実質81円で使えていた計算です。これが実質タダということか

とまぁ細かな概念は置いておいて、僕に超広角の楽しみを存分に味わわせてくれたSEL1635Zには敬愛を評したいと思います。ありがとうございました。

ex.)今度迎えるならどれになるんだろう

と、一旦手持ちのレンズではTAMRONの28-75の28mmが一番広角ということになります。まぁこのレンズはカリッカリと言わずともかなり写りが好きなのでしばらくはこれを使っていくことにします。

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ただ、”超”広角の楽しさを、気持ちよさをきっと僕は忘れることができないので。何かしら候補には上がってくるだろうなと思います。

その時買うべきレンズって今だと何になるんだろう?

まず一つ目がSONY純正のGレンズ(ソシャゲで言うとSRくらいのレベル感です)のものですね。最ワイドで12mmとSEL1635Zよりも広いのか…!
ただ値段がamazonでも19万と高い点、結局F値が4.0というところが気になるところですね…。未知数の広さなのは見てみたさもありますので、レンタルとかでも使ってみるのも良いかもしれないです。

こちらは今回手放すSEL1635Zの完全上位互換とでもいいましょうか、GM(Gマスター:さっきのSRの上、SSRのライン)の超高級レンズですね。amazon価格で252,000円。いや本体より高い~!

とはいえくり返し言っている懸念点のF値が2.8と明るい…!かつGMレンズなので描写も文句なしでしょうね。いや、ただのパンピーにはオーバースペックがすぎる。何か作品寄稿して入賞したら購入OKとかにしたい。

前述のTAMRON 28-75のラインで広角レンズのものももちろんあります。値段も92,800円とかなり頑張っているためやはりここが有力候補…。
ただ、17mmと今まで味わっていた画角より少し狭めなのがどう転ぶかですね。

それであればズームレンズをやめて、ただただ純粋に広い単焦点レンズも良いかもしれません。

SIGMAの14mmでF1.8とバチバチに明るいこれとかでしょうか。値段が16万なのでそれなら冒頭の2本で良いか…となってしまうところが微妙だったり…。

まぁ、すぐすぐ手放すものにどうこう言っても仕方ありません。僕が早く富豪になって買えるよう、いろいろな生活もがんばりたいなという限りですね。

超広角が好きな話はここから

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カメラ。 本体とレンズの組み合わせで、同じ風景も違った切り取られ方をする。200年近く続く技術です。 最近では各社足並みを揃えてフルサイズミラーレス市場に乗り込…
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最初から繰り返して触れていますが、一眼レフカメラを始めて持って、買ったあのときのNIKKOR 10-20mmというレンズのおかげでここまで超広角を愛すことができたと思っています。

特殊な画角を覗いたときのファインダーの不思議な感じを、同じ用にレンズ別にまとめてみている記事なので良かったらその時の葛藤も覗いてみてください。