カメラ。
本体とレンズの組み合わせで、同じ風景も違った切り取られ方をする。200年近く続く技術です。
最近では各社足並みを揃えてフルサイズミラーレス市場に乗り込んできましたね。
どれだけ市場が狭まろうとも、一定のファン層は居続けるものだと思っています。
こんにちは。
最近ここらへんの記事でも書きましたが、Nikon D5300という機種からSONY α7Ⅱへというカメラの乗り換えを致しまして。
APS-C一眼レフ→フルサイズミラーレスの乗り換えはそりゃ~もう楽しいの限りです。改めて、自分の趣味って自信持って言えるように楽しんでます。楽しむことが大事。
ただ、D5300ではFマウントという規格だったものが、α7ⅡはEマウントになったため、僕が持っていたレンズは全部使えないという事態に…。もちろんわかってて買い替えたんですがね。
ちなみにそのレンズ達はみな友人へお譲りしました。楽しんでくれてたらありがたいと思うばかりです。
…さて、その譲ったレンズ達の中には1つ、癖の強いけど、僕がものすごく好きだったレンズがありました。
「NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G」ていうレンズでしたね。
焦点距離10-20の”超”広角レンズ
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このレンズです。
Nikonマウント用の、焦点距離がなんと10-20mmというとんでもない広角のレンズになります。
といってもAPS-C規格のボディにつけていたので、35mm換算だと15-30mmくらい、それでも広い画角。
ピンと来ない人も多いと思うので、その頃撮った写真から数枚。
レンズを買ったのが12月頃でした。買った次の日でかけた先で、枯れ木が佇んでいました。根元にカメラを置いて撮影しましたが、その枝の先々まで収められていたのを見て衝撃を受けたのを覚えています。
こちらは鳥取砂丘での写真。こういった広大な風景って、そのスケール感を伝えたいがために写真を撮ろうとするんですが、超広角であればそのスケールをリアルに伝えられるような気がします。
ただの空も大空として撮れてる気がしてくる。
また、普段の焦点距離とも比較したほうがわかりやすいかと思うので、2枚連続で。
この2枚、夕暮れではなくて朝焼けなんですが、なんだろう。すごく好きな写真なんですよね。普段起きないような時間に目が覚めて、窓の外を見るとこの灯りだったこと、何かすごくエネルギーをもらったことを覚えています。
…話を戻しましょう。この写真の1枚目は単焦点レンズ55mm(換算84mm)/絞りf4.5。換算にするとだいぶ近く感じますね。
それに比べて下がワイド端の10mm(換算15mm)/絞りf4.8で撮ったもの。
絞りはそこまで差がありませんが、上はスカイツリーをメインに、下は朝焼け全体をしっかり収められた写真だと感じます。
とかく、人間が見てる風景ではありえない広い画角で写真を撮れるレンズでした。普段見ることのない、って気持ちよかったんですよね。
α7Ⅱでも撮りたい。
僕が先述のレンズを買ったのは、実は2017年の12月。記事を探してみても書いていなかったほど、D5300時代後半に買っていました。
実際面で考えてみると、おおよそ7ヶ月しか触っていなかったということですね…。
僕の手から離れていったあの超広角、まだまだ触りたいという気持ちが強くあります。もちろん、D5300も離れた今、”α7Ⅱで使える超広角”で。
そんなわけで、どこらへんが候補に入るのか。並べてみます。
SEL1635GM 16-35mm F2.8
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ソニーのEマウントレンズではカールツァイスやらといったランクが有りますが、こちらはGマスターというヤベえレンズ群の一本。
F2.8通しの16-35mmは、カメラ界隈では「大三元レンズ」と呼ばれています。これを揃えてしまったが最後、ほぼ沼の終わりだとも言われています。
広角・標準・望遠ズームのそれぞれの絞り値が、広角時から望遠時まで全てF2.8通しで撮れるレンズのこと。普通のレンズは広角だと絞り値が少し明るくて望遠は少し絞りが下がったりする。
(例:10-20mm 4.5-5.6だと10mmの時にF4.5、20mmの時にF5.6になる)
大三元レンズとは
流石に新品で26万はヤベえって。ほんと。中古でも24万4千円。バグっちゃったよ。カメラで喰ってる人ならまだしも。ズブの素人がこれはヤベえって。パパ活かな?ってなっちゃう。
とにかくどれだけスペックが高くても価格面で無しです。
SEL1635Z 16-35mm F4
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さっきのがF2.8通しの大三元なら、こっちはF4通しの小三元レンズです。
広角・標準・望遠ズームのそれぞれの絞り値が、広角時から望遠時まで全てF4通しで撮れるレンズのこと。ちなみに大三元も小三元も麻雀の役。
小三元レンズとは
新品で14万、中古でも11万5千円と、お手頃(※あくまでも先ほどと比較してです。)
それでも高いよおバカちゃん!
ただ、やっぱりF4だと星空を撮る時暗そうという意見も多いですね…。ISOの暴力で上げてもいいんですけども。
SEL1224G 12-24mm F4
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これも通しだけど、画角的には超広角の部類に入るやつですね。最初に使ってたNikonのモデルにはこれのほうが近いかな?
新品で19万、中古で17万8千円。まだまだだね。
SAMYANG 14mm F2.8(MFのみ)
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中国のレンズメーカー、サムヤン。実は1972年頃からレンズを製造しており、ネットやYouTuberの間では既にしっかり評価されているメーカー。しかも驚くべきがその価格、なんとこれ新品で3万8千円…。欠点もそこそこあるようですが、変な価格に目が慣れた僕氏、ポチりたくてたまりませんがな…。
ただこちらは「MF(マニュアルフォーカス)のみのため」この値段。AF対応版もありますが、そちらだと8万弱する模様。
最近はMFで撮影するように心がけているんですが、やっぱりあったほうがいいんだろうな…と思ってます。うーん。難しい…
SEL16F28 16mm F2.8
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で、いま結局一番迷ってるのがこれです。SONY純正ではあるんですが、実は対応規格がAPS-Cのもの。そして単焦点。
α7Ⅱはフルサイズ規格なので、APS-Cだとセンサーサイズにズレが生じます。マウントは同じなので付けられるは付けられるんですが、センサーが小さい用に作っているので周りが暗転してしまいます。
が、α7ⅡなどαシリーズにはAPS-Cモードというものを搭載。なんとレンズがAPS-C規格ならその画角に合わせて自動でクロップ(切取)をしてくれるのです。
もちろん無理に切り取ってるのでめっちゃきれい!とはなりませんが、SNSで共有するなどくらいなら全然気にならない程度…実際今月のコーヒーの写真とかもそのモードですしね。
話を戻しましょう、このレンズだと35mm換算画角24mmなので、しっかり広角を楽しめつつ、また別売りの”ワイドコンバーター”を使えば換算で18mmにまで広がります。
ええやん?
しかも(何度目)、レンズ自体がαシリーズのキットレンズとしての発売だったため価格もすごくリーズナブル…!新品で2万1千円、中古良品だと1万8千円!コンバーターでも1万1千円なので、合わせても3万ちょいですね。お安い!(バグ)
…とまぁ、こんな感じの悩みにうなされています。いけるなら小三元のツァイス行きたいところですが、いったところで・・・。という感想が強くなってしまうので、一番下の組み合わせでも十分楽しめるかな、と思っています。
うーん、なんにせよ、ボーナスの時期に何かしら買ってしまいそうな気がします…。広角楽しいからいいんですけどね!