『FFCC』は、リマスターとともに時代に沿った別のゲームになったんだ

『FFCC』は、リマスターとともに時代に沿った別のゲームになったんだ

2020-08-31
"視る"

FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES…発売おめでとう…

ミルラの雫を求める旅が、再び――2020年8月27日(木)発売
www.jp.square-enix.com

いや、ほんとにね。待ち遠しかったんだよ。ずっとやりたくて…一度開発の都合で発売延期されていたから、余計に期待値が上がったのもありますしね…

蓋を開けてみるとFFCCとはいえFFCCでやりたかったことは弱くなっていて、新しいゲーム性になってるなぁと思ったので思いを徒然と書いてみますね。

※この記事は著者の思い出補正もバリバリにかかっています。
「こんな意見もあるんやなぁ」程度で見ていただけると幸いです。

×”友達とのマルチプレイ”はほぼ壊滅した

https://gamewith.jp/ffcc/article/show/224730より

今回わざわざ記事作成してまで僕が言いたいのはここなんですよ。完全にここ。
リマスターになって、時代も進んでインターネットでマルチプレイができる!というのが今作のウリだったので、昔プレイしていた層もこぞってワクワクしたことでしょう(僕がそう)

でこれは昔やっていた人への問いかけになるんですが、GC版でのマルチプレイってどんなイメージですか?
僕は、『友達の家にGBAを持ち寄って1個のGCにつないで1つのキャラバンとして旅をする』ことです。

その“1つのキャラバンとして“にはもちろん“皆でダンジョンを攻略する“も含まれているんですが、それよりなにより各地方の街に一緒に行ったり道中のイベントを一緒に見たり瘴気ストリームで一人だけ取り残されて行ったり(ケージの範囲外に行って一人だけやられてるのを見て笑ったり)…。
それこそそういった思い出一つ一つがこのゲームの醍醐味なんだということが改めて・はっきりと分かってしまいました。

たしかにダンジョンをみんなで攻略するのは楽しいし、合体魔法を合わせたりするのも楽しそうでですが、それは僕が思うマルチプレイのうちの正直3割にも満たない程度なんすよね。

だから旅立ちの村も、自分でサブキャラ作る必要があります。
サブキャラを作る、というのは旅立ちの村にその職業を作るということと同義。
GC版では同じ意味なのかもしれませんが、1つのセーブデータ(たぶんここがキモ)に各人のキャラを作って、お祭りで帰ってきた時に各家庭を回るというのもみんなの家感があってとても好きでした・・・。

そしてこれの絶望的なところが、アップデートで変わることがなさそうなところ。
現に、今のマルチプレイの仕様が

  • ダンジョンに入るときだけホストがプレイヤーを募集し、そのダンジョンのみマルチプレイ
  • ダンジョンをクリアしたとしてもストーリーが進む(≒ミルラの雫を集められる)のはホストのみ
  • 逆に参加側プレイヤーはアーティファクト(ステータスアップアイテム)は貰えるけどストーリーが進まない

こうなっています。これを根本から変えるとなると、キャラバンごとホストになるという形になるんですが、仕様上ダンジョンで切り分けているので厳しいと思われます(裏側のシステムは正直把握し切れていないので可能かもしれません。あくまで一般ユーザーの見解です)

また、“ライト版“…いわゆる体験版が解放されているのもその仕様のおかげ。
ライト版ユーザーはシングルプレイだと3ダンジョンまでしか攻略できない縛りがあるのですが、もし仮にマルチプレイ版でストーリーが進んでしまうとその制約は?全部クリアできてしまうのでは?というところがあるからなのでしょう。

とかく、憶測を孕んだ部分も多いですが、今のシステムだからこそライト版が解放されているし、マルチプレイがああなっている、ということで。
だからこそ欲しい“マルチキャラバン“が実現不可になってるんでしょうね…。

◎”知らない誰かとのマルチプレイ”は普通に楽しい。

前項で死ぬほどdisしているような文章になっていましたが、ここで訂正を加えたいです。
というのも、悪意のある書き方になってしまっていますが、前の見出しは発売直後に憤慨して勢いそのままに書いたものになっています。

ここからは、一度冷静になって、改めてやってみたときにどうなのか?ということを書いてみます。

発売初日こそ“FFCC 鯖落ち”でtwitterトレンド入ってんじゃねえかなってくらい誰もマルチプレイをできていなかったです(マルチプレイを募集するゲームになってるってツイートが一番的を射てた)し、
8月27日の発売後、マルチプレイをしようと思い友達を誘ったのですが、1時間弱試してもできず。
他のゲームに流れるなど、正直印象としては良くないところです。

ただ、8月30日現在は今の所その荒れ狂いはもうなくなっていて、マルチで参加しようと思えば参加できる状態です。かつ、結構いろんなユーザーがいろんなダンジョンで募集をかけています。

ここで、FFCCというゲーム性と絡ませて考えてみます。FFCCにはレベルアップという概念が無い代わりに、アーティファクトというステータスアップアイテムでキャラクターを育成していきます。
アーティファクトの入手手段は一つ。ダンジョンを攻略する。ただその一つだけなんです。

ここで、マルチプレイの特徴をおさらいします。

ダンジョンに入るときだけホストがプレイヤーを募集し、そのダンジョンのみマルチプレイ

ダンジョンをクリアしたとしてもストーリーが進む(≒ミルラの雫を集められる)のはホストのみ

逆に参加側プレイヤーはアーティファクト(ステータスアップアイテム)は貰えるけどストーリーが進まない

と、ホスト側のみストーリーが進むけど、参加側はアーティファクトをもらえるという構造。
これにより、逆に言うとストーリーを進めずに育成を行うことが可能です。

かつ、ネットワークの都合上ダンジョンの開始時に参加できる可能性は低く、参加したときにはもうそのダンジョンのボス手前という美味しいスタートもしばしば。
アーティファクトの入手順はそのダンジョンの中でボーナス条件をこなした人順なので、たいていその場合は欲しいアーティファクトは取られますが、そこでバランスをとっているのも◎だと感じました。

とかく、”ストーリーは進んでないのにまぁまぁ育ってる”という状況や、”サブキャラも育てよう”という状況が起こりやすいので、長く遊ばれやすい構造にはなっていますね。

△ボイスはぶっちゃけどっちでもいい

リマスターになって進化したことの一つに、全キャラクターへのボイス搭載が挙げられます。
たしかに、キャラクター作成からボイスを選べたりとお〜というような要素ではあるものの、無言のFFCCに特に違和感なくいたので、正直なところどうでもいいというのが本音。

とはいえ、スティルツキンが子安武人さんでゲキ渋やんけ!やら、○○が○○やんけ!などちょっとニヤッとするのは面白いかもしれません。
声というものが入ったおかげで、純粋に合間合間の寸劇に思い出色がつきやすいのはあるかもしれません。

○リマスターで画質向上したのは好き

これはさすがというところでしょうか。
もとが2003年でかつGCという3世代前のハードですからね…そこからしたらあの頃のゲームもくっきりになりますよね…。
セルキーの女の子があんなにもスタイルいいなんて誰も思わないじゃないですか。

若干の隠し要素として各ダンジョンにある『モーグリの巣』も、よく目をこらせば穴が開いてるな…とかもわかりやすくなってますし、ひとりプレイの時のダンジョンへの目を配るところも多く、ゲームそのものへの・雰囲気への没入感はより増している印象ですね。

◎もともと好きなBGM健在、雰囲気がとてもよい

これはリマスター云々関係ないですけどね。

個人的にもとからこのゲームはBGMがとても好きでして。カントリーな感じといいましょうか。
各ダンジョンに潜入する時コマンドリストの準備をするんですが、その時のダンジョンBGMが一気に始まる感じとか久しぶりに思い出してああ~~!!ってなりました。

最近やった中だとヴェオ・ル水門とか

ライナリー砂漠とか

あたりのBGMとても良いっすねぇ。
昔サウンドトラック入ってたのに容量の都合で消しちゃったなぁ…どっかにデータ埋まってないかねぇ。

全曲だとかなり長いですがよければぜひ。

友達と遊ぶゲームから、世界の仲間と遊ぶゲームへ。

と、当初想像していたものからかなり違う形でのゲームになっていましたが、これはこれで今の時代に沿った形を極限まで考えて出されたものなんだろうなぁと邪推してみます。

もちろん、僕が一方的に書いているとおり、もともとのFFCCは友達と一つのテレビを囲んでやるゲームでしたが、時代を経て、友達と囲むことが想像し難いものになっていました。

オンラインでの実現性、というところを鑑みたとき、同じ友達とだけすすめるゲームということがほぼありえないのではないかと。例えば、仕事の終わる時間が違うとか。今日は別のゲームをやりたいとか。
そういったときにメーカーが考えられる最悪のパターンが、”このゲームから離れること”何じゃないかなと思ったりします。なんだかんだ商売ですから。

その解決策として、苦肉(かもしれません)がキャラバンは一人で、ダンジョンはみんなでというシステムになっているのかな、なんて勝手に思ったりしました。

まぁなんだかんだ遊んでみると色々楽しいし、もともとがすごく良いゲームなので一人でこそこそ進めるのにもちょうどいいゲームバランスです。
ただ、みんなでダンジョンに潜るのもそれはそれで間違いなく楽しいです。合体魔法の気持ちよさとかね。

まぁなんだろう。ぜひ、FFCC内でも誘ってくださいね。

募集してます。