冬も深みを増し、外に出るのも億劫ですが、出勤やら何やらで外出は避けられないもの。そんな万人が持つ悩みを見事に解決した大ヒット商品をご存知でしょうか。ご存知ですよね。タイトルに書いてあるもん。
そう、ユニクロから出ているヒートテックです。
2003年に登場したこのヒートテック。当時僕はまだ小学3年生とちびっこでほぼ記憶がありませんが、中学生に上がった頃から部活に勤しみ、夜の帰宅時に寒い寒いと言っていたことを見かねて、家族全員で買いに出掛けたような記憶があります。
それからは毎冬使い、ビロンビロンに伸びてきたら買い替え…を繰り返し、のべ枚数で言うと30枚くらいは買っているような気がします。
一度他社製の安いものに浮気したりと色々試してみましたが、ユニクロではさらに暖かい”極暖“シリーズなんかも発売され、ますます機能的に素晴らしくなっていったのを文字通り肌で感じていました。
…ある時ネットでこの文字を見るまでは…。
ヒートテック乾燥肌
ヒートテック乾燥肌という言葉をご存知でしょうか?
まずそもそもユニクロのヒートテックのメカニズムから調べてみましたが、どのようなシステムで発熱しているのかというと、以下のような感じだそうです。
吸湿発熱繊維…古くから、羊毛繊維などで吸湿して暖かくなることは知られていましたが、水分が繊維表面の水酸基などに吸着され、運動エネルギーが熱エネルギーに変換されるためです。これを用いて、繊維を細くしより多くの水分を含むようにした素材=合成繊維が開発されました。(ヒートテックの素材はレーヨン・アクリル・ポリウレタン・ポリエステル)
吸湿発熱繊維(wikipediaより)
つまり、汗などの水分を吸収し、それを熱に変換する、というエネルギーの流れになっているわけですね。さてそこで疑問です。発汗しにくい部分はどうなるのでしょう?
と、いうのも先ほど申した通り汗や水分を吸収し発熱に繋げていくシステム上、水分量が多いところでは水分を奪っても肌にある程度水分が残りますが、もともと汗をかきにくいところの水分がなくなってしまえば、それはいわゆる乾燥という状態になってしまいます。これがヒートテック乾燥肌が発生する原因かなと見ています。
…ここで少し遅いですが、決して全てがヒートテックのせい、と確定したわけではないことは触れておきます。僕自身そこまで肌荒れは起こしたことがない健康肌(だと思っている)のですが、どうしても冬が近付くと背中部分・太腿〜すねにかけてかゆみがひどくなることがあります。大きな出来物が出来たりして結構辛く…。
それで解決策はないかなとある時ネットで調べていてこのヒートテック乾燥肌、を発見。症状を見ていると、全く同じ箇所が肌荒れを起こしているというものを見たのでなるほど…と思っているという経緯です。
※確実にベストなのは皮膚科にかかることです
とはいえ、ヒートテックがもたらしてくれる冬の安心感は絶大的なものです。ぼくもその虜になって買い替えに買い替えを重ねてきたわけですから。このインナーの安心感は捨てられない…。でもかゆい…。つらい…。
ということで、今冬に関しては改善策として2つ導入しております。
インナーそのものを変える
無印良品・綿であったかインナー
ということで、この冬切り替え始めたのが無印良品の綿であったかインナーシリーズ。素材としては前述のポリウレタンも7%入っていますが、残り93%は綿の天然素材を用いたインナーとなっています。値段もこの冬見直され990円で購入できます。安い。
無印良品・綿とウールで真冬もあったかインナー
今回はこの綿であったかインナーシリーズの長袖・ロングタイツの上下セットに加えて、上位ラインとして用意されている「綿とウールで真冬もあったかインナー」シリーズの長袖・ももひき(もはや分厚すぎてタイツとはいえずももひきになっているのがちょっと面白かったです)も購入しました。
こちらは綿であったかシリーズと素材がまた違い、綿90%・ウール10%と完全な天然素材のみで作られています。値段は1990円と並のTシャツよりお高め。それでも素材感が分厚く、部屋着としても機能しそうな感じです。
現状買ってから1度ずつしか着れていないのですが、発熱性能に関しては全く問題なく。ぬくぬくと過ごせています。また、これは先入観もあるかもしれませんが綿の素材感がすごくすべすべしていて、その部分でも満足度が高いです。
保湿クリームを使う
先日妹が東京に泊まりにきた際に持ってきたのですが、「冬乾燥にはこれ」と回し者のような台詞とともに貸してくれました。たしかに、ヒートテック乾燥肌という原因もわかっているのであれば、しっかりと保湿することは大切。もしかするとそれで解決してくれれば、これからもヒートテックでも良い(まぁ肌にはよくないですが)ので。
と、妹が帰ったのちに僕の方でも購入。全身に使える保湿クリームということを買いたかったものの、少しラインが違うイドランスという方を買いました。
特にボディには塗らないでね!と書いていないためサラッと使っていますが、プラシーボも込みで気持ちましになっている気がします。また普通に乳液的にも使えるので、スキンケアの一環として使いたいですね。すごい美意識。良くなるといいなあ。あとは使い切ったら上の方も試してみたいですね。
ということで今回は最近気づいた乾燥肌についてのまとめでした。
正直、捉えようによってはネガティブキャンペーンになってしまうのであまり曲解されたくないのですが、ヒートテック自体はすごくいい商品で助けられていたものですので、使いたい気持ちもあります。たまにやるセールでむちゃくちゃ安くなるのも庶民の味方でありがたいですし…。
とはいえ自分の体が辛くなっているのも事実。無理をして使うより、無理のないものを長く使えたら幸せですね。
背伸びして使っているものももしかすると 改善できる可能性は十二分にあるので、身の丈に合ったものを使っていきたいですね。身の丈を上げることも大事ですけどね。