かの有名なオールドレンズ沼です…!
α7Ⅱを買ってはや3ヶ月。フルサイズのセンサーでビシビシにきれいな画像を撮りながら、ミラーレスのコンパクトさにありがたみを感じて使っています。
α7シリーズにはそれら2つの圧倒的なメリットの他に、もう1つ有名なメリットが存在します。
それが、”オールドレンズとの相性の良さ”、です。フランジバックという規格が、昔作られていたレンズとセンサーとの距離の規格に近しい、ということから生じる相性の良さだそう。一眼レフだと、レンズ↔センサー間にミラーが入ってしまい、光の屈折が上手いこといかないらしいです。
そのため、α7ユーザーは『オールドレンズ』というレンズも候補に入ってきます。
Induster-26M 2.8/50をメルカリで.
と、いうことで今回手元に来ることになったのがこちら。ロシア製オールドレンズ、Induster-26Mです。うーん、メカメカしくてかっこいい。
簡単な歴史…
旧ソ連にて1955年頃から製造されていたもの。この時代の旧ソ連は他社のコピーレンズばかり製造していた。Induster-26Mも「FED-2」についていた標準レンズのため、大量に出回っている。供給は多いが、需要が少ないので価格が落ち着いている。
とのこと。僕が思うオールドレンズが魅力的である最大の特徴、”安価”である理由はこういうところにあるわけですね。
今回はメルカリで断捨離をしていたら浮いた売上金があり、それの逃し場所として購入しました。ちなみにお値段3700円。並のレンズでは考えられない価格です。
外観
今まで買ってきたレンズと一番の違いといえば、その見た目から分かる通り銀の鏡筒。素材はアルミ素材となっており、重さを量ったところ、110g。驚異の軽さですね。
普段使っているSEL55F18Zは344gだったので、大凡3分の1くらい。ほぼ同じ焦点距離だけど、コンパクト。
今回購入したのは中古品だったので、ところどころ打ち痕などはありますね。まぁオールドレンズだったらそんなもんだろう、と思いまして。
正面。レンズキャップとかは”もちろん”ないので、使えば使うほど汚くなっていく。が、ためらいなくガシガシ使っていきます。
レンズ縁周りには、「ИНДУСТАР-26M」との文字が。読めねえ。ソビエト語でInduster-26Mということみたいです。
後ろ側。ねじ込みマウント、と呼ばれるネジ式。このままではα7には取り付けられないので、
マウントアダプターを介します。実はこのマウントアダプター、Utulensを買ったときのもの。互換性があるって助かりますね………。
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普通に買ったら3,000円くらいしますね。地味にありがたい。
装着。こんな感じです。この状態でも重量は150g。サクっと持ち出せます。もちろん、AFには非対応なので自力でMFします。もっとも、使っているα7シリーズにはピントが合わせやすい機能があるので、これもまた相性の差を物語ります。
また、オールドレンズの特徴的なものとして、”ヘリコイド”が重用されます。
今でこそ、レンズについているピントリングをくるくる回せば、ピントの位置を調整することができるようになっていますが、この時代にそんなハイテクノロジーはありません。
上記画像のように、リングが二箇所付いており、上の小さなリングは「絞り値」を、下のつまみがある部分がいわゆるヘリコイドで、「ピント距離」を調整することができます。そういうちょっとだけ面倒がプラスされていますが、”写真を撮っている”感は強くなるかと思います。
部屋内で物撮り
実は次の記事に「オールドレンズを持って、浅草散歩。」という記事を書こうと考えているので、物撮り作例が控えめ…。
一枚だけサッと撮ってみましたが、調べたところなんと焦点距離が1m必要らしく、こんなにも遠い構図担になってしまいました。これはデメリット。
撮って出しの画像ですが、少し淡い色味となだらかなボケ感ですね。あと微妙にピントがズレてる。
まあ3700円だし、いっか。ってなる魔法です。
オールドレンズ沼はどうか。
と、いうことでやばいやばいと言われているオールドレンズ沼の1歩目を、α7レンズ沼としては3歩目を踏み入れることになりました。
装着感もギョロ目のおもちゃみたいな感じで、レトロポップな雰囲気になります。
先程記述したとおり、浅草散歩写真もサラッと書くつもりをしていますので、そちらも合わせてどうぞ。
懸念材料は、散歩途中までずっとAPS-Cモードで撮っていたということ。Oh…。
(追記)書きました。
ということで、Induster-26Mのお話でした。機会があれば他のオールドレンズも見てみたいな。