どうも!
男子たるもの、ゲームとは切っても切れない関係にいると思います。偏見。
RPG、アクション、シミュレーション、スポーツと様々なゲームがある中、
誰もが一度は聞いたことがある単語があると思います。
「スクウェア・エニックス」、そして「ディズニー」ですね。
……?
スクウェア・エニックス(以後スクエニ)はまだしも、ディズニーってあれじゃん、
鬼エンターテイメントのあれじゃん、ゲーム関係ないじゃんって思う人もいるかもしれません。
エンターテイメント業界最大手のディズニーが手を組んだゲームがあるのをご存知ですか。
KINGDOM HEARTSというんですね。
キングダム ハーツ シリーズは、スクウェア・エニックスが発売しているロールプレイングゲームのシリーズである。略称はKH。 ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボレーション作品であり、タイトルロゴの上部には「Disney SQUARE ENIX」と記されている。(Wikipedia)
というね、僕が小学校2年生の頃から展開され始めているシリーズなので、
そんなに長い歴史を持つゲームではないんですけども、
- ディズニーが登場すること
- アクションの簡単さ且つ爽快さ
- ストーリーのディープさ(中二っぽさ)
- キャラクターの魅力
- 音楽の良さ
- etc………
とまぁ色々な魅力でファンを増やし続けてるゲームです。
そして界隈にはこういう認識もされがちです。
「ナンバリングの発売する間隔が異常に長いゲーム」、と━━━━━━━━
(KH1が2002年、KH2が2005年、KH3が現在開発中)
そんなゲームのオーケストラ公演を観てきました
”そんなゲーム”って言ったら絶妙に悪いニュアンスだけで伝わっちゃうんですけども。
中学校の時、KH2を必死でやり込んでいた僕としては、
自分のゲーム史を語る上では外せないゲームです。
先程も述べた箇条書きのうちにあります通り、ゲームの音楽の良さがまぁすごい。
なかでもファン人気一位なんじゃないのかというのが、「The other promise」というBGM。
The Other Promise – KINGDOM HEARTS HD 2.5 ReMIX – Soundtrack Extended
こんな儚くて悲しい曲調なのに、ボスバトルの曲ですからね。
意味わかんねえ。
しかも(ストーリー的に述べにくいけど)ボスとして戦うのは悲しい敵との勝負曲なので、相まって泣けちゃいます。
この曲を聞いてからか、色んなゲームのBGMをしっかり聞くようになったような気もします。
で、今回その初のオーケストラ公演が行われるということで抽選に応募。
見事当選(実際は一回申し込みミスで外れてますが)したので行ってきました。
チケットがすでに可愛い。
場所は森ノ宮にありますザ・シンフォニーホール。
荘厳という文字そのもののような建物で、
デニムのジョガーパンツで来たことを若干後悔するところです。
とは言ったものの実は以前ここには来ておりまして。
迷わず来れましたが、未だにホールの壮大さには慣れずにいます。
僕の座席はここでした。
ものっそいいい席で笑っちゃった。
内装もこんな感じで、いざオーケストラ、のような場所です(語彙力が底をついた)
そして勢いに任せてパンフレットも買いました。
パンフレットと謳う割にしっかりした表紙素材で、
中ページもラメ加工されていました。
内容は作曲者である下村陽子さんのインタビュー、
指揮者、演奏楽団等のそれぞれのインタビューと、扉絵やらシリーズのおさらいやら
ファンには嬉しい一冊です。コンサート抜きにしても普通に買えて良かった。
このような描きおろしページもあったので、保存版ですね。
ニヤニヤしちゃう。
個人的には
この見開きの絵がすごく好きなので、ゾクっとしました。
豪華なパンフやなぁ~って。
………とパンフレットを眺めていると開演の時間に。
セットリス…と言わずにプログラムというのでしょうか。
そちらもパンフレットに記載されている豪華仕様。
一曲一曲に作曲者下村さんのインタビューもとい思いの丈も記載されています。
二度楽しめるのがパンフレットとはよく聞きますが、まさにそれでした。
(このページは普通に撮るのが難しかったです)
本編の感想
一曲目の「Destati」、ゲーム内ではアンセム関連の時に流れる荘厳な曲で、
それがオーケストラともなるとまぁビビる。
オーケストラの定番というと、序盤はゆったりからのいわゆるサビ部分ではちきれんばかりの音を鳴らすというのが定石だと思っていましてですね。
実際このコンサートでもその盛り上がり方で、かつKHのシリアスな部分を持ってくる…一曲目の引き込みにはもってこいの曲でした。
続いて「Dearly Beloved」、「Traverse Town」、「Hand in Hand」、
そして一曲飛ばして「Lazy Afternoon」と、
KH序盤を思い出すかのような明るい・旅立ちの曲の連続。
Lazy~に至っては、KH2をやったことある人ならわかるんですけど、
儚い曲なんですけどね……夏休み…………
一曲飛ばしたのは、「Journey of KINGDOM HEARTS」という、
KHに出てくるワールドのメドレー。
ワールド自体はほぼほぼディズニーの世界観なので、
途中のUnder the Seaで思わず笑みがこぼれました。
The Little Mermaid – Under the Sea
そして正直このコンサートの一番の山、「The other promise」。
正直な話をすると、涙が出ました。照
この記事の冒頭でも貼りましたが、この曲はやっぱりKHを語る上では避けて通れない曲だと思っていまして。
イントロ、といいますか…
曲の一番初めにフルートのソロが有るverで、その音が響いた時にお客さんも少しザワついてたのが印象的でした。
ついにきたか。と。
楽器については全く知識がないので何も語れませんが、
音楽を聞いて純粋に涙が出たのは初めてではないでしょうかね。
最近色々とつまるところがあったものですから、それもフラッシュバックしたのかもしれないですけども。
後半もグミシップの出発から始まり、
「The Unknown」と「The Power of darkness」というダブルメドレーがあり。
シオンという女の子のテーマソングもあり。
完全にファンを(いい意味で)潰しに来ているプログラムでした。
そして鳴り止まない拍手の中アンコールへ。
下村さん自身が参加される形でのジャズアレンジと、
最後もう一つのアンコール、本当の大トリは
宇多田ヒカルの「光」のオーケストラバージョンでした。
KINGDOM HEARTS 光Orchestra ver.
光という曲がそもそもKHのテーマソングで、シリーズに何かと縁がある曲になっていまして。
オーケストラバージョンというのは基本的に「エンドロール(ゲームのED)」で流れる曲なんですね。
なので見ている人の中でも「あっ…終わりかぁ…」と思った人もいるんじゃないかなと思います。
…とまぁだいぶ全力疾走でプログラムを振り返りましたけどもね。
何がいいたいのかというと、
常に鳥肌状態だったので普通の肌に戻った時気持ち悪かった
ということと、
常に口角が上がっててセルフ客観視すると気持ち悪かった
ということですかね。はい。
あとですね、ゲストとしてテラ役の置鮎龍太郎さんと、ナミネ役の中原郁さんがゲスト登場。
それぞれのセリフを特別演出で演じ、そのまま曲へ入るという粋な演出もありました。
テラ役ですが、中には「留まりし思念役」として本編では発せられることのなかったセリフも聞けたりして、
来てくれた人のための特別演出がすごく嬉しかったですね。
なにやら今冬発売予定のKH2.8へと繋がる掛け合いだったみたいで、
今必死に内容を思い出しています。(油断してた)
[Twitterで調べたら出てきました。便利な時代ですね。]
他にもファンからするとレジェンドであるディレクターの野村哲也さんも登場されたりと、感想言い始めたら本当にキリがないほど端から端まで楽しめたコンサートでした。
ライブと違って「音楽を見る」
今まで音楽のことをちょいちょいブログにかいてました。
ヒトリエのライブに行ったり、pasのライブだったりとロックバンドのライブへよく行きましたが、
オーケストラ形式のコンサートは初めてです。
ライブは、MCだったりギターのソロだったり、バンドや人によっては場の雰囲気のモッシュだったり、
パフォーマンスを全てひっくるめて生、つまりはライブと呼称していますが、
コンサートはもう音楽一本での勝負なので、
ライブよりもより真剣に音楽に向かうことができたなあと思いました。
どちらかというとライブは音楽”も”という状況になっちゃう気がします。
別にロックバンドにしっかりとしたコンサートをやってくれって言ってるわけではなく、
純粋に音楽だけのものだとこういったコンサートがいいなぁ、と強く思いました。
あまり機会がないだろうけど、また何かあれば行ってみたいなと思わんばかりです。
とかいてたらもう4000字手前ですよ。
結局対象にしてる人がよくわからない記事になりましたが、とても良い体験でした。
はやく新作出てほしいなぁ~