またレンズ買ってんよ。こんにちは。
”大三元”というくくりをご存知でしょうか。
レンズには『単焦点』『ズーム』という種類があり、その『ズーム』の中でもとくに”広角ズーム””標準ズーム””望遠ズーム”という3本の便利さから大三元というくくりで呼ばれています。
一応定義的なものとしては…
- ズームレンズ
- ズーム全域でF2.8通し
- 広角・標準・望遠の3つ
というもの。ちなみに小三元というくくりもあって、それらはF4.0通しになります。
さて、そんな大三元レンズ。F2.8というのがピンと来ないかもしれないのですが、これらの実現には並々ならぬ努力と汗と涙を結晶化して金という形で表現するほど高価格帯の商品ばかり。素人ながらやはり憧れるものです…
そんな中、去年大ボーナス祭りが発生しまして。一時期手放していた超広角レンズが大好きで忘れられないな~と思いを馳せていたら、気づいたら『SEL1224GM』という大三元の一角を手にしてしまいました。
ちょこちょこ持ち回り、超広角でしか撮れないような写真に胸を撃ち抜かれたりしています。買ってよかった。今回は違う記事なので2枚ほどに留めておきます。また作例記事とかにしたいな。
さて、そんなGMレンズの描写力に驚いている素人ですが、またボーナス祭りが発生したので、次なる大三元レンズを買ってしまったのが今日の本題です…
そう、『SEL2470GMⅡ』…。2本目のGマスター…!
腕前を機材でごまかしていきたいタイプ
ではこちらも開封していきましょう。
開封の儀
今回も新品購入でしたが、実は世間的には在庫が薄いほど人気の型番で結構探し回りました。twitterでは「仕方なく」とか言ってますが、結構探しました。
今回購入したのは”SEL2470GM2”で、名前から分かる通り、昔発売された24-70mmのアップグレード版になります。
前と同じくケースから…
GMレンズを買うとソフトケースに入って届きます。これが地味にリッチで嬉しいもんです。
前しっかり舐めるように確認したので今回は割愛。
レンズ本体外観
ということでこちら。オレンジのGマークはやっぱりプレッシャーがかかります。今回は標準ズームというところで、普段からよく使うことになるだろうという見込み。使用にあたって細かく便利な点があるので、それぞれ見ていきます。
まずは1224GMにもあったAF/MF切り替えスイッチ。これはGMシリーズでなくてもあるレンズにはある、といった印象です。カメラ側で切り替えなくても良いので楽ですよね。MFにしたいシーン結構多い。
そして僕は初めましての”絞りリング”が搭載。F値をカメラ側ではなくレンズ側で調整できる優れものです。
基本的に開放~F8.0くらいをウロウロするので、逆側であればよく使うのですが現状はA(オート)で使ってます。
ちなみに、ちゃんと絞りリングがズレないようなロック機構もバッチリ搭載。
そして個人的に結構好きなのがこのゾーン。
まずは上側の”SMOOTH/TIGHT”ですが、これはズームリングを回すときの重さを調整できるもの。読んで字の如く、SMOOTHはスルッと回転できるものでTIGHTはリングを回すのも力を入れるほど重くなったりします。僕は結構じっくり画角を決めたいので、TIGHTでの運用が現状は多いですね。
また、下側の”CLICK”のON/OFFに関しては先述の絞りリングを回す際に、カリカリといったクリック反応を有りにするかなしにするかというものですね。回しているのを触覚でフィードバックを得るためのものなので、暗所などでも役立ちそうです。
[twenty20 img1=”4401″ img2=”4402″ offset=”0.5″ before=”close” after=”open”]そして面白いのがレンズフード側の機構。この部分が開くようになっているのですが、レンズ自体に取り付けるフィルターを確認するための穴ですね。初めてみました。
フィルターはレンズプロテクター程度でしか使っていないので、NDとかそういったフィルターにも手を出してみたいところ。
レンズプロテクター
今回は流石に良いレンズですし、標準ズームで登板率も高いですしでちょっといいプロテクター買っちゃいました。
標準ズーム比較
ここで、もともと標準ズームレンズとして使っていたTAMRON A036(28-75mm)をご紹介。樹脂製のレンズで軽くて使いやすいレンズでしたが、ここでお役御免、世代交代です。
[twenty20 img1=”4403″ img2=”4415″ offset=”0.5″ before=”SONY” after=”TAMRON”]重さとしては流石にGMレンズのほうが重め。ただ機能性を考えると努力が詰め込まれている、と捉えましょうね。
撮影イメージ
ということでSONY 2470GM2とTAMRON A036の撮影比較。それぞれ焦点距離はできるだけ合わせつつ、絞りで調整しております。いずれもテレ端(ズーム側)寄り。正直大きな差がないとは言いつつ…
F2.8はこちら。いずれもボケている感じですがところどころ描写がキリっとしていていい感じ。
[twenty20 img1=”4405″ img2=”4411″ offset=”0.5″ before=”SONY” after=”TAMRON”]続いてF8。描写の範囲も広くカービィの線もスッキリしている印象。
[twenty20 img1=”4406″ img2=”4410″ offset=”0.5″ before=”SONY” after=”TAMRON”]最後にF14。すみずみまで描写できてますが、気持ち描写が細かくキレがいいという印象
[twenty20 img1=”4407″ img2=”4409″ offset=”0.5″ before=”SONY” after=”TAMRON”]正直細かい描写はこう見るとわからないところもあると思います。ただ、カメラ本体との相性がよくAFのピントの合い方や細かな部分での”ワンランク上”を感じる次第。
Super APS-Cモード
α7シリーズには搭載されている、”APS-Cモード”でもこのような形。さらに寄れる機能ですが、しっかり細かいところまで撮れています。
標準ズームで24-70mmと十分使える範囲ですが、APS-Cモードにすれば105mm換算まで寄れるので日常使いでも利便性を感じます。まぁこれはこのレンズに限った話ではないんですが。
作例は撮影編で
ということで開封編でした。
簡単な撮影作例も数枚程度行っているので、パラッとまとめた撮影編もあわせてどうぞ。