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輝く”G”の称号。『SEL1224GM』の購入レビュー

輝く”G”の称号。『SEL1224GM』の購入レビュー

2021-04-10

僕が”α7RⅢ”というフルサイズミラーレス一眼を購入してから、そろそろ一年が経過します。

このブログでたびたび書いていますが、2018年、前機種Nikon D5300時代に書いたこの記事が始まりな気がします。

広角レンズの気持ちよさを、俺はまだ覚えている【NIKKOR 10-20mm】
カメラ。 本体とレンズの組み合わせで、同じ風景も違った切り取られ方をする。200年近く続く技術です。 最近では各社足並みを揃えてフルサイズミラーレス市場に乗り込…
www.apathy.jp

初めて広角レンズを手にしてファインダーを覗いた時、目より圧倒的に広い画角で映る世界に訳が分からなくなり、腰を抜かした記憶があります。

そこからというもの、ずっと広角レンズの虜でした。

またいつか。『SEL1635Z』とお別れする話
外出自粛のムーブはとうに過ぎ、論点は”如何にして感染防止するか”というあたりになってきている今日このごろ。それに伴い、”感染防止をしながらであればどんどん出かけ…
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今から一年ほど前、愛機α7Ⅱをα7RⅢに買い替えるにあたって、手持ちの軍資金に不安を覚えた僕は、それまで続いていた”手元に絶対広角レンズがある状態”から一時脱却することとなりました。

それから約9か月。結局僕は広角から逃れられないどころか、よりにもよって一番いい超広角レンズに手を出すこととなるのです。

SEL1224GM』というレンズです。Gマスターレンズ…!

www.sony.jp

発売日が2020年8月7日。上記『またいつか。『SEL1635Z』とお別れする話』を書いている頃には既に発売されていましたが、全然候補にすら挙げてなかったですね。

あぱ
あぱ

Gマスターなんか買うと思ってなかったから…

早速箱開けるところからいきましょう。

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開封の儀

久しぶりに純正レンズを新品で買うので、ウキウキよりドキドキが勝っています。

ただ、買ったヨドバシアキバのSONY社員さんがかなりマニアックな方で、レンズについてめちゃくちゃ親身に相談に乗ってくれたのが最高でした。高い買い物だけど、全然後悔していません

説明書的なものが4種類くらい入っています。カメラ・レンズの説明書って他のガジェットに比べて全然読まない気がする。

いざオープン。うわ~~!容積ほぼほぼレンズだ!(当たり前)

焦らずまずはケースから…

高いレンズを買うのが初めてなのでおののいていますが、なんだか豪華なケース(“ソフトキャリングケース”だそうです)が出てきました。普通に運搬時に便利そうでありがたい。

SONYのロゴタグがついている上ブタはマジックテープでめくれます。

上ブタを開けるとファスナーもついてます。上ブタ→ファスナーなので正直取り出しは面倒です。

レンズ本体外観

ということでズドン。本当にズドンという重厚感がたまらんです。主なスペックは下記の通り。

レンズ構成14郡17枚
絞り枚数9枚
開放絞り2.8
最小絞り22
手ブレ補正– (ボディ側対応)
重量847g
最短撮影距離(m)0.28
(公式より

本体の素材自体も金属で高級感がありますが、分かる人には分かるのがこの”赤いG”マーク。シャア専用よろしく、赤いGのマークはGマスターを表す…このマークのレンズはまだ早いと思っていましたが、我慢ならず買っちまいました。アガるなぁ・・・

ちなみにGマスターの下にGレンズという黒いGマークのシリーズもあります。このラインも普通に良い製品が多いです。SEL24105Gとかかなり万能らしく、気になる。

Gマークの下にはボタン・スイッチが2個。上の丸ボタンがフォーカスホールドボタン、下がAF/MFの切り替えスイッチ。初めてこれらが搭載されているレンズを買いましたが、めちゃくちゃ便利や…。

AF/MFはもともとはカスタムボタンで割り当てていたので不便はなかったんですが、純正ならではの機能を生かした切り替えの速さには感動してしまいますね。

フードについてはガバっと取り付けるタイプで、左右を押し込んで着脱します。レンズ自体が出目金タイプなのでカチッとはめる、というよりは上からかぶせる、という表現が近いですね。

公式では847gとのことでしたが、フード・キャップも込でこれくらい。持ち運ぶ際はまぁまぁ重たいので、普段使いというよりかは旅行や観光のときにバシっとキメに行くレンズ、という感じですね。

そもそも超広角がそういうときに使うレンズだと思うので問題ないでしょう。

作例

どこかで書いた気がしますが、かなりクセの強いレンズです。レンズが、というよりは超広角がクセ強く、まだまだ乗りこなせていないなという自覚はあるのでご了承をば。

日中はもともと明るいレンズなのでかなり得意といったところでしょうか。

画角が広いのでダイナミックさや人間の眼より広い視界を収められ、面白くて不思議な感覚になります。

[twenty20 img1=”3644″ img2=”3645″ offset=”0.5″ before=”24mmm” after=”12mm”]

ワイド端・テレ端の視野差はこんな感じ。もともとの24mmでも十分広く写せていますが、12mmだと圧倒的。やや下に向けてカメラを構えていながらもこうも空も捉えられるとは…というのが正直な感想。

おそらく夜景・星空・海などの写真がかなり相性良さそうですね。

あと便利なのは屋内での撮影ですね。上の3枚は全て『角川武蔵野ミュージアム』で撮影したものなのですが、暗いところでの展示や、大きな展示物などが多くありました。

それらを場所を気にせず撮影できるのはまず楽ですし、かつ展示の迫力をそのまま写せるという利便性が如実に出ていたと思います。

あとはF2.8も生かした夜撮影にもしっかりと応えてくれました。この日は小雨が降っていたので少し水滴が写ってしまっていますが、手持ちでも明るく・ブレずに撮れるのはストレスが全然なくて最高ですね。

ますます星空や夜の風景を撮りたくなってきますね。あ~~。車がほしい。

今後も作例があれば追記しようと思います。

GMに追いつけるように。

ということで初のGMレンズを超広角に捧げたお話でした。

といっても、まだまだこれから撮影機会を増やして買ってよかったと心から思えるよう邁進せねばな、と思っている次第。また合わせて『次はどのレンズを買おう』なんてのも考えてしまっているのもまた事実…。

次から次へとレンズを買うこと自体は悪くないですが、ちゃんと買ったレンズに役割を持たせないと意味がないもの。このレンズはこういう時に使うんだ、だからこれを手元においておくんだというしっかりとした気概を持ちながらいろいろなところを撮ってみようと思います。

直近ではネモフィラと旅行があるので楽しみだ。

便利な一本はこちら。

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今基本的にずっとつけているレンズはこちら。サードパーティ製ですが”いやこれでいいじゃん”って思わせてくれるようないい仕上がりの一本です。