コーヒー界隈ではご存知の方が多いと思いますが、群馬に拠点を建てていたhorizon labo。実は12月から表参道に移転し、店を構えています。インスタをフォローしていたらストーリーズに流れ始めてびっくりしたので行ってきました。
表参道の駅の裏。この前歩いていたらよくわからない大きいチャペルが出てきてびっくりしましたが、その近くです。Googleマップ上だと博物館っていう扱いされてるの少し面白い。
店名:horizon labo
住所:東京都港区北青山3−15−5
Instagram: https://www.instagram.com/horizon_labo/?hl=ja
※毎月10日〜20日までの間のオープン
HORIZON LABO OMOTESANDO
かつて桐生市にあった大きな焙煎機もこちらに持ってきたようで、迫力がすごいです。
horizon laboを知っている人は知っていると思いますが、岩野響さんという若干17歳の焙煎士が作ったコーヒー工房。その焙煎技術は昔から評価され続けている、言ってしまえばスターです。
僕も以前コーヒーフェスティバルやヒカリエでHORIZON LABOの豆は買いました。月ごとに設けているテーマに沿って焙煎された豆がとても美味しく、長らくファンでした。
響さんのご両親はアパレルのお仕事をされていて、今回表参道に出店したこちらのお店では響さんのコーヒーとご両親のアパレルショップが両方重なっている、もはや岩野家丸ごとのお店と言っても過言ではないショップです。僕の着るタイプではなかったものの、モード系の服が好きな人はいいのが見つかるかもしれません。
コーヒー豆のラインナップとしては上記の4種類。上の段がドリップパックなので、コーヒー器具を使わずともお湯を注げば作れるタイプで、下の段がコーヒー豆です。
左側のものが表参道店でレギュラー商品として取り扱われる”描写“というプロダクト。こちらはいつでも購入が可能です。
右上のMt.FUJIというものはアウトドアメーカーのアルペンと共同開発したもの。いわゆるコラボ商品なので結構レアで、響さんが富士山に登った時に感じたものをもとに焙煎を進めたものだそうです。(記事はこちら)
そして右下の枠が3ヶ月に1度刷新するというテーマ性を持たせたもの。今回はこれを買ったので、後ほどまとめます。
そして今回はせっかくなのでと豆を購入しました。コーヒー豆を買ってくれた方にはドリップを一杯提供してくれているそうで、いただきました。ちなみにこの方が響さんのお父さん。物腰柔らかく、すごく良くお話をしてくれました。
前述の通り毎月10日〜20日まで開いているという面白いシステムですが、オープンしている以外の日は響さんが焙煎研究を進めたり、アパレル側でのプレス発表などを行ったりと、イベントスペース的な使い方をされるそうです。
また、あくまで構想段階だそうですが、響さんの焙煎教室的なものもやりたいとのこと。“同じ豆でも温度がちがうと味が変わるのか”など、まさしくhorizon ”labo“らしく、研究を行うような。すごく面白いコンセプトだなと感じました。ぜひ行ってみたいですね。
コーヒー豆を買いました
そして今回は先ほどふれた右下の商品、”回帰と執着“を購入。
horizon laboの代名詞的であるこの”テーマ“も、響さんがなにを考えて、どう表現したかったか。情景はどうなのか、ということも一緒に考えさせてくれるものになっています。
肝心の豆はこちら。horizon laboの特徴がなんといってもものすごくオイリーで、ツヤッとしていること。普通の豆なら焙煎しすぎると油が出てきてしまうことがあり、そうすると味としては崩れやすくなるのですが、そんなことがないように絶妙なバランスで焙煎されています。
中深煎りの豆なのもあり、フワッと広がる香りもすごく好きな香りです。お湯もよく含んでくれるので、挽き目もよかったのかな。
そろそろ耐熱認証のシール剥がせよっていう話ですよね。
完成です。飲み口は少し苦目ですが、サラッと飲める形です。後味も口の中に残るようですが、嫌な雑味はないように感じます。また、冷めてからも味がガクッと落ちるわけではない不思議な味わいです。アイスコーヒーでも美味しそうです。
コンセプトとテーマ。それを表現する研究施設です。こういうテーマを体現している人と一度触れておくことはとても大事だと思います。是非一度訪れてみてください。
つぎはこちら。
以前買ったHORIZON LABOのコーヒー豆記事について。 2018年の4月と2019年の2月に買っています。色々な店の豆と出会いたいので間を開けていますが、毎月買ってみるのもおすすめかも。