ライオンキングじゃない、百獣の王の話。知ってますか?
百獣の番長、なんですけど。
こんばんは。
僕はよく2ch…のまとめを見て時間を潰してるんですが、最近こういったスレを見まして。
ね。
ゲームキューブといえば、僕が小学校の頃猛威を振るった鈍器ハードでして。
ソフトといえば今やバトルロイヤル系代表作とも言えるスマブラDX、レーシング&バトルのカービィのエアライド、キャラゲーではNARUTOの激闘忍者大戦シリーズやら、一人用でいうとマリオナンバリングのスーパーマリオサンシャイン、ゼルダの伝説風のタクトとかもありましたね。
こうやって5秒だけでも鬼のようにタイトルが出てくるのがGCだと思ってます。
そしてこの中のスマブラとエアライドを借りパクされた話はやめろ。やめろ。
スマブラにいたっては、今でもなんと世界大会が行われてるほどの人気を博しています。
今ではWii Uでスマブラfor(界隈ではスマブラ4と言われてる)が発売されたのにもかかわらず、2作目のDXが大会…と考えるとそれはもう人気の度合いがわかると思います。
また2018年末にはキャラ全員参加のスマブラSPも…と、熱はまだまだ冷めてませんね。
このように、鬼のようなバリエーションがあるGCソフトの中でも異色を放っていたのが
動物番長ですね。
みてこのパッケージ。
もう既にツッコみたくて仕方ないですよねこれ。
そんなゲームについて少し語らせて下さい。
主人公は、1獣の王の、ブタ。
はい。
さて肝心のゲームの中身なんですけどね、
まずゲームを起動してスタートすると空から主人公が降ってきます。
うん、ちょっと落ち着いてもっかい言いますね。
主人公が降ってきます。
そうです。無事に主人公が生まれたのですね。
なんといってもこの動物番長というゲーム、
記事当初からお伝えしとりますが、”動物番長”を目指すゲームなんですが、
主人公がブタなわけですよ。
先ほどの画像にありましたように、ブタなんですけど体が箱、足が紙一枚なんですよね。
うん、書いてて意味分かんないけどそうなんですよ実際。
アフリカやらの野生世界ではある共通の単語が席巻しています。
それは「弱肉強食」。
弱き者の肉を強きが食べる。
読んで字のごとくですが、悲しきかなこれが野生を生きる上でのルールなんですよね。
動物番長はそんな弱肉強食を落とし込んだゲームになっています。
主人公は、ブタ。そう、弱者なんですよね。
そんなブタが命を持ってこの世に生まれた、
命を持った主人公はただ死を待つだけではなく、いっそ動物の番長になってやろう、と
生をとことん謳歌するわけですね。そんなゲームなんですよ。
野生として生きるなら、どう生きるか というゲームシステム
ゲームシステムなんですけど、
世界中(フィールド中)に蔓延る他の動物とバトル(タックルなど)をして、
瀕死に追い込むことで捕食を行うことができます。
こういう感じ。
画がシュール過ぎてついてこないんですけど、
グリグリと敵のニクを引きちぎることで、自分のモノにするわけですよ。
そしてここで重要なシステムが、ニクに付いているイロなんですよね。
この世界にはイロニクが5種類ありまして、
赤・青・黃・紫・灰のイロになってます。
このイロにはそれぞれの特徴があって、
- 赤翼類…ジャンプ力が高い⇔フィジカル弱い
- 黃畜類…フィジカルが強い⇔スピード遅い
- 青爬類…遠距離攻撃が強い(タックル距離が長い)⇔移動がキモい
- 紫乳類…バック速度が早い・ヒット&アウェイが得意
- 灰獣類…総合ステータスが高い最強色
となってます。その好きな色にヘンタイして進めて行くゲームです。
どのゲームでも黒、灰色は強キャラ枠ですが、例にももれずこのゲームもです。
各色の中でも濃淡というものもありまして、
淡色→淡濃→濃色→混色→暴色という五段階があります。
そりゃもちろん色も人生も濃くなればなるほど良いんですよね。
…まぁ、つまり理論的には「灰獣類の暴色」が強いわけですね。
更に言うと、いわゆるボスを倒していくことでナマニクを手に入れると、最初は1枚だった体が2枚、3枚と強化していくことができるんですよね。
これについては画像を見て欲しいんですけど、
(任天堂さんのHPから)
このように、進めていけば最大で6枚の組み合わせになるわけですよ。
チャートでいうと、
ボスを倒す
↓
ナマニク(ステータスアップパーツ)をもらう
↓
モテる
↓
コウビをする
↓
新しい命、ニクが1枚増える
という感じです。
それを繰り返すことによって、最終的には6枚へとつながっていくというわけですね。
随所のネタ
この頃の任天堂然り様々なゲーム会社はこぞってゲームに”ネタ”を仕込んでました。
このゲームも例にも漏れずそうで、ヘンタイ名がユニークですよね。
僕は濃色紫乳類が好きです。
なんか…共通してるような…っていう感じのところばかりついてくる名前。
これが進化するとどうなるのかな?と思わせるようなシステムもまたおもしろいです。
更に言うと、このイロ・濃淡・節数を合わせると全部で150種類にもなります。
順序が逆になりましたが、このゲームの目的は
動物番長を倒すということ、そして
百五十獣の王になるということがある、非常に深いゲームなんです。
また、ネタという面では各ステージのボス名も結構好きです。
動物班長→動物級長→動物生徒会長…などなど。
主人公は、動物番長を倒して、真の動物番長になれるのでしょうか───。というゲーム。
喰ってから決めろよ、野生なら
見た目だけではただふざけた低開発費ゲームかな?とおもいきや、
アイデアやシステムが練りこまれたGC時代の名作だと思っています。
人によっては合う合わないがあると思いますが、一度触れてみて欲しいゲームです。
地味になんですけど、音楽もピアノが美しくてサラッと聴ける最高のBGMです。
とりあえずOPを。
とまぁ、こんなにもふざけた見た目からは想像もできないほど、
シビアな世界を表現しているのは本当にすごいと思います。
個人的にGCは普及率すごい気がするので、ぜひとも一度やってみてください。
【2018.08.29 Rewrite】