(5041文字です。読んでくださるとしても時間がある時にしたほうがいい)
はぁぁい!
2ヶ月ぶりにこんにちは、あぱです。
いやね、ブログ書きたいって欲が昂ぶってきたんですね。
でも2ヶ月も空いちゃうと面白くもない駄記事(だきじ)を書き起こすのもどうかと思いましてですね。
そんななかちょうどライブに行ってきたのでその感想を駄ら駄ら綴りたいと思います。
駄記事じゃねえかって?うるせぇこれは”ロックンロール”なんだよ
thepillows NOOK IN THE BRAIN tour FINALに行きました
そもそも
the pillows(ザ・ピロウズ)は、1989年に結成された日本の3人組オルタナティヴ・ロックバンド。ヒットチャートの上位にランクインすることは少ないものの、長期にわたって音楽活動を継続しており、2000年代以降はアメリカ合衆国をはじめとした日本国外での人気も得ている。音楽レーベルは自主レーベルDELICIOUS LABELに所属。2009年には結成20周年を記念して初の武道館ライブを行った。2014年で結成25周年を迎えた。メンバーは山中さわお、真鍋吉明、佐藤シンイチロウの3人。(Wikipediaより)
という。世間ではこれを老舗ロックバンドと呼びます。(真偽不明)
つまりは1989年から活動しているかっこいいおじさんたちなわけです。
僕が聞き始めたのは
時は2009年、僕がまだ中学生のときです。
少年ジャンプではSKET DANCEが連載していました。
(ファンの人はこの時点でもうわかるっていう)
僕自身単行本派なので、発売される単行本を毎回楽しみに買いに行っていたのですが、
ある日単行本を買いに行った時、
その頃チャットしていた同級生から一つのURLが送られてきました。
「これ聞きながらその巻読んでみ~」とのこと。
何のURLなのか、というとですね
その巻の話の中で、学生主催のロックフェスに主人公たちが出るお話がありまして。
その時に演奏している曲がFunny Bunnyという曲なんですね。
めちゃくちゃ細かいこと言うとこのURLのものはRock Stock ver.という再録版なんですけども。
それが僕がピロウズに出会った瞬間でした。
そこから中学の同級生にピロウズ知らない?と聞いていると、
チャットしていたのと別の友達がアルバムを持っているらしく。
借りた2枚のアルバムで、「Rock」というジャンルを知らない僕が、ズブズブと沼にハマっていくわけですね。
ちなみにこれがその二枚です。
そこから数年。音楽に興味がわき始めた高校生の僕は、
お金が無い中たまにTSUTAYAに行っては音楽を聴き漁っていきました。
RADとか、時雨とか、ある種高校生らしいといえばらしい方へ向かいましたが、
その時借りたボーカロイドにも興味がわき、後々ヒトリエという方向へ向くことにもなりますが、それはまた別のお話です。
ここで大事なのは、3年が経過した2012年にアルバムを貸してくれた友達からの誘いで
ライブに行くことになる、ということです。
今でこそまぁまぁ行くようになったライブですが、初めてのライブはピロウズです。
その時のライブはTRIALというアルバムをリリースした記念のツアーでして、
初めてライブハウスで音楽を浴びた日なんですね。
※その日のセトリこちら
今でも覚えています。ダブルアンコールのNo Surrenderの
「どんなに悲しくても 生き延びて又会おう!」のシャウト。
あれから5年。あの頃に比べると色んなライブを見て、久しぶりにピロウズのライブに行きました。
(導入が長すぎる)
NOOK IN THE BRAIN tour、感想垂れ流しの部
正直に言ってしまうと、以上の来歴により懐古厨的な部分が垣間見えると思います。
新アルバムも聞けたの18日なので、予習およそ4日での参戦です。ミスった。
開演時間になると同時くらいに照明がパッと消えます。
ゆったり消えて、「おっ来るぞ~」のような空気ではなく、一瞬にして全ての電気が消える。その空気の変わりようは長らく味わっていないものでした。
開幕は新アルバムより「Envy」、「Hang a vulture!」と続けざまに2連チャン、
わ~~シンちゃん(ドラム)老けたな~~~~!!!という感想を思ったのもつかの間、
さわおさんの「I think I can」という口上とともに次の曲。
さすがにそこが来ると思っていなくて頭を抱えました(いい意味で)
一呼吸のMCを置いて「MY FOOT」、「New Animal」と
先述の2アルバムから連続してやられた懐古厨は過呼吸になりつつありました。
そんな過呼吸を察してくれたのか、「Last Holiday」でしんみりと音を聞かせる名采配。心も無事に落ち着きます。
かと思えば続くのは「Poison ROCK’N’ROLL」。このドSめ…!!
静かで落ち着いていながら、確実に観客を盛り上げるこの曲。
観客からの『That’s you!』というコールも久しぶりにしました。楽しすぎる
続けて「インスタントミュージック」、MVが狂っているあれですね。
からの「Ride on shooting star」。
いやいやこの曲を中盤に持ってこれる層の厚さですよ。おかしい。最高
懐古厨が絶賛息絶えてしまった中盤を過ぎ、
再度新アルバムより「王様になれ」。
新しくもどこか懐かしい、ピロウズらしい曲です。ちょっと毒が効いているのもいいですよね。
ここから新アルバムのフェーズかな~~と思っていたら
「Blues Drive Monster」……
………
この曲は高校の友だちと仲良くなるきっかけにもなった曲でした。
ピロウズが気になる!と言っていた友達に、結構iPodに入ってるで~と言い、聞かせてみるとこれかっこいい!と言ってくれた曲です。懐かしい。
そんなことを考えて体を動かしていていると、いつの間にか曲が終わっていました。
さわおさんが「新曲を聞いてくれ」と言い、始まった「どこにもない世界」。
しっとり落ち着いた、ピロウズらしい低BPMの曲です。
ライブ会場・通販で販売しているらしいですよ。(金欠のため買いませんでした)
一旦落ち着かせたら、元来ガッとまたテンションを上げるのが定積ですが、
ピロウズは違います。ゆったりテンションを上げられる曲を持っています。
「GOOD DREAMS」。ほんと大好きですこの曲。
『使い切ったはずの涙 キミのために少し残ってた』
という歌詞がね…最高…
ここからはさわおさんがギターを置き、ハンドマイクでの再開。
ようやく新アルバムのフェーズです。
「ジェラニエ」、パトリシアのような一人の女性へ向けたラブレターみたいな曲ですね。
MCでもさわおさんが「愛を込めた、そんな曲ができました。~(中略)~みんなもこの曲を好きになってくれたと思うよ」と言っていました。
反面「そんな愛なんてどうでもいいわ!踊ろうぜ!って曲も作ったよ!(意訳)そんな曲を演るよ」と言って始まったのが「Coooming sooon」、「Be Wild」。
「パーフェクト・アイディア」でも猫の踊りを見せる等、さわお狂喜乱舞です。
パーフェクトアイディアのPちゃん(ギター真鍋さん)のギターもものすごいと思います。
真ん中では陽気な48歳山中さわおがステージ上で腰を振りまくります。ショーパブかよ
演奏後、「こんな48歳になると思っていなかった」と供述。輝いてるから良いと思う(適当)
ギターを持ち直したさわおさんがジャカジャンと弾き、余韻もそのままにベース有江さんへ指差すと重低音で応える、「Sleepy Head」へ。
そこか~~~~!と思いながらもテンションはダダ上がりです。
勢いそのままに「Where do I go?」。新アルバムのトリの曲ですが、アルバムをフェードアウトさせないような、そんな流れを意識させる曲です。
息もつかせぬまま本編最後の曲は重厚なギターから入る「Advice」。
懐古厨の僕、無事にここで顔を覆いました。ありがとうございます。
全部英語の歌詞なんですけど、サビが和訳すると
『また会えるといいね だから放っといてくれ どこかにいっちまえ!』
っていう”アドバイス”してる奴らを突き放す、トゲしかない曲です。ロックです。
これにて本編は終了。は~~~良かった…。
本編のところどころでMCのためだったりチューニングのためだったりで間が空くんですが、
観客が「さわおさ~ん!」「Pちゃ~ん!」「シンちゃ~~ん!」という声援も多く聞こえました。
中でもさわおさんへの声が多く、それを聞いたさわおさんが
「あれ?もしかして人気出てきた?」「売れちゃう?俺らついに売れちゃう?」やら、
「じゃぁCDデビューしちゃおっカナ…」なんて茶目っ気も見せていました。
→対する観客「CD買うよ~~!」には笑いました。ナイス。
デビュー28年目だからできる。
もちろんアンコールもあります。
1stアンコールは、「アンコールどうもありがとう!そんな君達に僕達からプロポーズします!」と「プロポーズ」。
ラブソングなのか?と思わせるような適当(?)な歌詞が粋です。
曲の最後には『キミにプロポーズを』と言って終わるんですが、
そのままの流れで『I Love you…Funny Bunny!』と言いながら「Funny Bunny」へ。
1サビではさわおさんは歌わず観客の大合唱で会場全体に一体感を産ませます。
1stアンコール後、さわおさんが一人残りMCをします。
「顔も知っている人もいるけど、僕達と君達は友達じゃない。(笑)
連絡先も知らないし、何してるかも知らないけど、ライブハウスに来てくれているこの空間で、何かでつながっているんだよね」
「テレビにもあまりでないし、世の中には色々な音楽が流れてる、そんな中で僕達を見つけ出してくれて、ライブハウスに来てくれて、つまり何が言いたいかというと、ありがとう!」(一部意訳)
そんな言葉で捌けて行きました。かっこいい。さわおさんしか、ピロウズにしか言えない、そんなセリフでした。
2ndアンコールではビールを片手に持ってくるメンバーたち。
「時間短すぎたみたい(笑)」とだらだら今回のツアーを振り返りつつ、
「本当なら几帳面だからビールとかがビチョビチョなのめちゃくちゃ気になるからな!」と言い、タオルでビールを巻きながらゴクゴクのむさわおさん。
「ライブが始まった瞬間、ステージ上の俺達4人は音楽に支配されるんだ、これをなんていうか知ってるか?ロックンロールだ!!!」という言葉から始まる
「Locomotion,more!more!」へ。このMCがかっこよすぎた。
Pちゃん、シンちゃん、有江さんのMC絶不調だったけど、さわおさんが全て持ってったから良しです。
ファイナルということもあってか3rdアンコールへ。
今度はMCも何もなくすぐさま演奏へ。
『Can you feel?』と言ったらあれですね。「ハイブリッドレインボウ」。
本当、48歳になっても衰えを感じさせない高音の伸び、ほんとにたまらん。かっこいい…
最後まで余韻が残り続ける、いいライブでした。
モッシュもダイブもない、本当に集中して聞けるライブです。最高。
…と、まぁ片っ端から触れに触れていたら4500文字という化物記事になったわけですが、
僕の音楽人生の大切な記事になった気がします。
ピロウズで知った音楽・ライブを、5年を経て戻ってきて、楽しんだライブでした。
世の中に溢れている音楽から、見つけ出して、ライブに行ってみては?
そうみんなに伝えたいようなライブでした。