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ワンダと巨像というゲームについて。

ワンダと巨像というゲームについて。

2016-11-22

以前このブログで、「ICO」っていうゲームについて語ったことがあります。

女の子とともに城から脱出することだけを目的としたシンプルなゲーム。

僕はその作品にすごく感銘を受け、同時にぼやっとした気持ちを抱きました。

 

エンディング恐怖症という記事でも書いたとおり、ICOのゲームは最後には希望を持つことができ、あぁ、これから彼らの物語がゆったりと続いていくんだな、と思ったんですね。

 

 

 

で、まぁ続きというわけではないんですが、同スタジオが作ったゲームにワンダと巨像というゲームがあります。

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名前だけは聞いたことがあるという人も多数いるのでは。

 

 

物語は一人の少年ワンダが少女を抱えながら馬を走らせ、上記の画像のシーンから始まります。

ある種の呪いによって命を失ってしまった少女が、どうやら禁じられているこの忘却の大地で行う儀式によって復活する、というもの。

その儀式というのが、各地に散らばった16体の巨像を倒すということ。

もちろん、それなりの代償もあることを覚悟して。

 


 

 

 

とまぁ、すなわち少女を助けるために巨像を倒し禁じられた儀式を行うというのがこの物語の大義名分になるわけですね。

前作ICOの目的城からの脱出と同じ部分になります。

 

 

ストーリーに触れるのはここまでにして、僕がワンダと巨像のすごく染みた部分をば。

 

広大なフィールドを駆ける

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この画像のように、愛馬アグロとともにフィールドを駆け、目的の巨像のもとを目指します。

ここで同じく馬を走らせるゲームとの比較を少ししてみましょう。

 

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まぁ駆けてないんですけどね。

 

この2つの画像の違いと言うのは、画面上のアイコンの有無なんですね。

ゼルダの伝説は、マップはおろか武器のボタン配置、体力ゲージやルピー数など、多くのアイコンが画面上に羅列されています。

これが悪というわけではなく、ずばりはアクション要素の多さを物語っています。

 

 

対するワンダでは、アクションがないわけではないんですが、そのアイコンが移動中はほぼ隠されています。

こうすることによって何が違うのかというと、ゲームにのめり込む没入感が増します。

 

馬に乗って移動中敵が出てきたら倒す、というアクションがあるため移動中も気を抜けない、ある種そういった没入感もありますが、

ただひたすらに景色を、世界観を意識することができる、という表現方法なのかもしれません。

 

 

多種多様な巨像のロマン

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先述の通り、このゲームには16体の巨像が出現します。

それを踏まえた上で上の画像を見てほしいんですけど、まじで巨大じゃないですか??

左下の白い米みたいなのがワンダとアグロなんですけど、アホちゃうってなるデカさですよね。

実際ゲームしてていやでっっっか!!って何回言ったことか。

(で数えて17おるやんっていうツッコミは物語の核心部分に迫るツッコミなのでNGです。) 

 

 

そのどれもが個性を持っているんですが、共通してることが一つだけあります。

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巨像の目がこわい。(あとやっぱりでかい。)

 

 

 

ただ、大義名分の下での敵ではあるんですが、本来何もしなければ(=ワンダがこの地に足を踏み入れなければ)像として起動すらしなかったということを考えると、少し倒すのには躊躇したりします。

まぁ殺しに来てるんで倒すしかないんですけども。

 

 

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で、巨像は弱点がどこかしらにあるので、それを探して剣で刺すと倒せるようになっているんですが、

さすがにこのスケールの巨像の弱点にポーンと乗れるわけもありません。

どうにかして乗れる方法を探す、というのもゲーム性が高く、面白い点だと思います。

 

 

 

僕が個人的に登場シーンで震えたのが第12の巨像です。

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水瓶ステージで戦うその巨像、水ステージなのにそんな大きいんですか…ってなって震えました。

遊戯王の島亀みたいな。あれのサイズで戦うと怖いよね。

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後普通にラスボスもでかかったなぁ。塔そのものなんですもん。

でも、どの巨像もある種思い出のようなものです。難しかったけど、倒せたときはあぁ…という儚さもありました。

 

 

操作性は難しい。特に乗馬操作

一番苦労したのが乗馬・誘導して巨像を倒す第9の巨像。

この巨像で嫌でもアグロ操作を覚えるんですが、バカ難しいので死んじゃいます。

操作性に関しては何回かやれば慣れるとは思います…が、ストレスは少し貯まるかもしれません。

 

 

 

ですが、操作という面に関しては、前作ICOで触れた「手をつなぐアクション」が

今回は「しがみつくアクション」になっています。例えば崖に、例えば巨像の体にと、しがみつくボタンがR1ボタンで自分自身がしがみついているように錯覚するのがいいボタン配置だな、と思いました。

この点に関しては、ゆずれないものがあったんだろうなぁと思うべき点です。

 

 

 

 

やはり色々と喋ってしまいましたが、とにかくすごくスケールが大きい、でも切ないゲームでした。

もうこれが発売されてから11年も経つのか、と考えるともっと早くにしておけばよかったと思うばかりです。

ただ、今やってもその偉大さは保たれているので、やったことない人はぜひともしてほしいと思います。

 

また、導入でしたかった話なんですけど、ダウンタウンのまっちゃんの一番好きなゲームとして度々挙げられているのがこのゲームなんですね。

それほど色んな人に影響を与えているゲームなのではないかなと思います。

 

 

続編の人喰いの大鷲トリコももうすぐ発売ですね。

お金を貯めて買いたいなと思うばっかりです。