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ICO というゲームについて

ICO というゲームについて

2015-03-06

こんばんは!

今日は僕が最近クリアしたゲーム、ICOの世界観について少し語ってみようと思います!

ICOというゲーム

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さて、ICOというゲームはそもそも画像の通りかつてはPS2で販売されたソフトでして。

販売元はプレイステーションを作っていることでもお馴染みソニー・コンピュータエンタテインメント、開発元がジャパン・スタジオというところです。

そもそもICOってなんだ?ってなる人が基本的には多いと思うんですが、別のゲームの名前なら少しは聞いたことがあるんではないでしょうか。

それは、「ワンダと巨像」というゲームです。ICOはこの「ワンダと巨像」も制作しているジャパン・スタジオの第1作という形。シナリオで直接つながっているわけではないんですが、雰囲気は完全に続いているような感じ。

であれば第1作からやりたいのが性じゃないですか。で、やったのでネタバレなしの感想を。

今回も長くなりそうなので、このゲームの本当に好きなところについて3つ挙げて話していこうと思います。

【1】ヒロインと手を取って進む

まぁなんといっても、このゲームの醍醐味且つ最重要システムです。

このゲームの主人公は、イコという角が生えた少年なんですが、村の習わしによって無人の城にほりこまれてしまうんです。生贄パターンですね。

その放り込まれた先で出会ったのが、言葉も通じないこのゲームのヒロインのヨルダです。

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はいその二人をまとめてドン。

赤服の角が生えたのがイコ、顔も白いのがヨルダ。

ヨルダは異国の言葉を話しているので、何を言っているのかがさっぱりわかりません。

でもたまに、「イコ」って呼んでくれる。あざとい。

(ちなみに、条件を満たすと字幕が読めるようになるシステム搭載しています。クリア後にぜひ)

どこかの攫われるだけ攫われて、「マ~~リオ~~」とかって言うてる某キノコ王国の姫とかよりももっとか弱く、護ってあげないと(使命感)ってなるヒロインです。

このヨルダ、再三再四言うのも失礼ですが本当に何もできない子で。イコが声掛けで呼ぶことでやっとこちら側へと近づいてくるほど。

更に言うと、ずっと声掛けで呼ぶわけにもいかないので、遠い距離を歩いていくためイコとヨルダは”手をつなぎ”共に行動します。このシステムが本当に重要。

この無人の城には、このゲームの敵キャラである影の軍団が所々でヨルダに襲いかかってきます。影の軍団はヨルダを攫い、巣へ連れ帰ろうとします。

もしこの軍団達に攫われようことなら、そのエリアにある影の巣に走って行って、ヨルダの手を取って引っ張り上げることで救出できるという。

このゲームを始めるに至って、このシステムを知るわけなんですけど、

なんというか「自分が護っているのか護られているのかがわからなくなる」、ということがよくおきます。

というのも、手をつないでいるときはヨルダを護ってやる!って思うんですが、ダンジョンのギミックを解除しに行く時に、イコ一人で行動するターンがあったりします。

その時はどうしてもヨルダの様子がわからないまま動かなければならないんですが、プレイヤー自身(僕)が不安にかられてソワソワしちゃうんですよね。

ダンジョンのギミックを解いてヨルダの元へ戻り、手を繋ぎ直せた時にはもう安堵ですよ。安堵しまくり。

この絶妙な心理も、ICOというゲームの醍醐味だったりします。

【2】セーブポイントが長椅子

さて、こういったアクションゲームやRPGをしていると、ゲームを中断するためにダンジョンの様々なところに点在している、セーブポイント。

このゲームでは座椅子に二人が座ることでゲームをセーブすることができます。

なんとまぁロマンチックな。

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これだよこれ。何だこの画。素晴らしいじゃねえか

このゲームを知らない人がこれを見て「体力回復してるのかな?」とか言い出したらぜひとも鼻で笑ってあげてください。そしてこう言うのです。「一時の休息さ。」と。

これでその場にいる全員頭にはてなですよ。

とにかく、僕はこの設定を見て、やろうと決心したほどに惚れ惚れしたポイントです。

【3】雰囲気に呑まれるべし

ゲームをするにあたって、絶対にプレイヤーの目に入るのが背景であったり、主人公の動きであったり。そういう部分のディテールって今も重要ですよね。

このゲームでは、無人の城からの脱出、が大きなテーマになっているので、メインとして大きな城で過ごすことになります。

ゲームが始まって早々、何も告げられることなく操作が始まります。

そう、操作説明の時間・チュートリアルが皆無。なかなか慣れるまで時間がかかったりします。

しかし、「城にいる」という雰囲気に陥るほどに、環境音がしっかりと作りこまれていて、また背景やグラフィックもそれに伴うように立ちはだかってきます。

ヘッドホンをしてプレイするのもいいんじゃないかなと思うほどに、「雰囲気ゲーの最高峰」とも言えるゲームになっていました。

小説を読み終えたような後味を。

このゲームは、逆に普段あまりゲームをしないような人にやってもらいたいなぁと思うようなゲームでした。

ドラマを見るような、小説を読んでいたような。そんな人に是非少し触ってみてほしいゲームです。

”手を繋ぐ”こと、アドベンチャー、謎解き…。決して難易度は低くないと思いますが、終わったときの一息は格別なものでした。

心が強くなれた気がした、ICO 是非!